調査2日目
このホテルはブッフェ形式の朝食付きということで、朝からブッフェ会場を張り込みます。
会場が開いてしばらくすると、対象者が単身で現れました。
やはり女性と一緒ではない様子です。
30分ほどで朝食を終え、そそくさと部屋に戻る対象者。
それを見送り、もはや定位置となったフロントのソファで張り込みます。
3時間ほど経った頃、対象者がエントランスに現れました。
そして私たちの隣のソファに腰かけ、スマートフォンを操作しています。
これまでの経験上、こういうケースの場合は大抵女性が現れると踏んだ我々は席を立ち、
外から女性が現れた時に撮影しやすい位置に移動しました。
そこから約5分後、案の定エントランスにマスク姿の女性が現れました。相手女性です。
二人は挨拶を交わした後、上層階専用のエレベーターに乗り込みました。
私たちも部屋を特定すべく同じエレベーターに同乗するのですが、このエレベーター同乗というのは対象者と最も接近する時間な為、内心緊張しながら平静を装って同乗します。
エレベーター内では「駐車券もってきた?」「この間紹介した〇〇さんどうだった?」
などと、親し気な会話内容も耳にすることができました。
そうこうしているうちにエレベーターはホテルの最上階に停止し、2人が降ります。
こちらも勘付かれないように尾行しながら、無事に2人が部屋に入る瞬間をカメラに収めました。
本当は部屋から出る瞬間も撮影したいのですが、最上階の廊下で長時間張り込むわけにもいかないので
再びエントランスで張り込みを開始します。
結局その後2人はホテルから出てくることは無く、相手女性も宿泊すると判断し、本日の調査を終了しました。
次回はこの翌日、「調査3日目」に続きます。